本日案が固まりました。
ここの地面に傾斜をつけようと考えています。
イメージは
こんな感じで、少しだけ明度を上げてあるところについてる地面の傾斜で、
この場に対する記憶の無意識に関わっていけるようなものにしたいと思っています。
発想のヒントは土屋先生の階段の話で、
「踏面や高さが5mm変わると、その変化は視覚で気がつかないけど、身体感覚が狂って
踏み外してけがをする」
というところです。
目で見ても気づかない日常の変化。それは無意識と深く関わっていて、
いつの間にか慣れてしまっているんだけれども、その変化を、体の感覚は覚えている
こんなことを表現できればと思います。
アイデアを出したあと、高橋先生のところに行って、身体感覚と空間構成について少しアドバイスをいただきました
「”間違い探し”って例えば、2枚の絵を見比べるものと、1枚の絵が段々変化していくものとあるけど、後者の変化にはなかなか気づけない。体験の中で比較要素がないと、人は慣れていってしまう。
つまるところ視界というのはおそらくそういった日常の歪みを補正するものなのでは」
こんな変化も面白いと思いました。
ここを通過していく中で、段々傾斜がついていって、気づかないまま歪みの中に入っていき、振り返るとものすごい錯覚に陥るような
あとは、これをどうつくるか。
傾斜はどのくらいつけるか。
地面のレンガのテクスチャまで似せて作るなら、今からやり始めないと、技術的にバレるかもとか
視覚には完全に言及しないアプローチにするのか、、、
考え決めないといけないことが山積みですが、とりあえず方向性が決まったので、あとはつめていこうと思います。今週の最後のエスキースに、いろいろ実寸でスタディしたものを持っていきたいとおもいます。
頑張ります!