2013年5月28日火曜日

中間提出について

田原です。
先週の授業、今日までのブログを読んで、気になった点を幾つか書きます。

まず始めに、この授業の主旨は
「日本の抱える森林・環境問題、山村の過疎問題に対して、その現場に直接的なアプローチとして、建築・アート・ランドスケープなどを媒体としながら、地域に眠る文化的・経済的資源を活用した新たな地域活性化を最終的な目的とする」 
というものです。
それは、現実に額田という実社会において起きている森林問題・環境問題・山村過疎問題に対する具体的且つ、持続的な解決策を提案するということです。

単に、額田の人達を楽しませたい、額田の人達に感謝をしたい。それを表現したい。ということで終わってしまうものを、この授業で求めているわけではありません。
観念的なものではないということです。
また、「まずできることから」という単発的なスタートのみの行為でもありません。

あくまでも具体的且つ長期的なビジョンと、それに伴うシステム、そしてその為のモノの提案です。

この点だけは、もう一度、肝に銘じてください。

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その上で、皆が進めようとしている「書物」と「空間」という二つの柱について。

①「書物」
(ブログからの引用→「大事にしたい「額田の人たちを楽しませる」を柱に、言語、文字を媒体としたストレートな表現を、書物化することで記録する。」
 
とあるけど、これを単なる記録や表現で終わらせずに、更に一歩進めて、「額田の過去・現在を記録し、更には未来展望までもまとめた「一つのシナリオ」」のようなモノとして考えてください。

②「空間」
(ブログからの引用→「その記録から派生してくる印象や、文脈の中での額田「らしさ」なんかを、空間として立ち上げ(ステージやコミュニティスペース)、空間の持つ力によってそれを伝えていく。」
 
これも、「額田らしさが伝わる空間」という、あくまでも観念的な印象が拭えません。
より具体的に、上記のシナリオと連動するような形で、「額田の過去・現在を踏まえながら、更に未来への提案が盛り込まれた空間」として考えてください。
 
 
 
 
以上です。
先週の金曜日に話したことと、大きく変更はありません。
新しいことでもありません。
悩みと議論は必要だけど、限られた時間の中では、とにかく手を動かさなくては前に進まないのです。
 
今週の金曜日には、①敷地模型 ②シナリオのたたき ③空間の下地模型(小学校や猪垣など既存空間の簡易模型)④提案空間のアイデアスケッチ 
を提出してください。

全ての提出物は、グループとして提出です。
個人個人の提出ではないので、しっかりと共有してください。
 

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