2013年5月14日火曜日

現地調査~報告会 感想

おはようございます、月曜担当のぐっち、こと山口です。

本ブログ初投稿でちょっとばかし悩んでおりますが、できるだけ率直に、内容を思うままに書こうと思います。


まずは先日額田へ現地調査に行った感想から。
岡崎市というのは愛知県内でも三河地方にかかるため、尾張側で育った自分にとってはあまり馴染みがなく、実際に額田の森や水田を目にしたときは新鮮な印象をもちました。
天使の森に足を踏み入って感じたのは、きちんと間伐がされ人間の手が行き届いている森というのは本当に美しくて、自然と人間がうまく付き合うことで生まれるものというのはその両者に対し幸せをもたらすのだということでした。
しかし逆もまた然り。自分はこれまで森林についてまともに考えたことがなかったのですが、やはり現地に入って場所ごとに比較してみると、状況がまるで違っていることを全身で感じ取れたような気がします。
夜、地元の人たちとの会合でお話を伺ったときにわかったのは、彼らが生まれ育った額田地区の中の集落に対する愛や彼らなりのそれぞれの額田での生活の楽しみ方がありつつも、林業の衰退や地域の過疎化といった問題に関しては対応しきれず“しかたがない”ような扱いになってしまっているということ。
とくに、各世帯が山の一部分を所有し代々相続しているのにそれがどこからどこまでなのかを把握していないとか、若い人たちがみな都市部に流れ、結果多くのの空き家が点在しているという話を聞いたときは、こちらとしても寂しくなりどうにかできたらなと思いました。

そして調査から2週間経ち今回の授業・報告会でしたが、多少間が空いてしまったせいもあり、みんなが各々の収穫物を完全に出しきれず共有できていないまま話を進めていたために、なかなかプロジェクトの先の展望が見えてこない状態に陥っていました。
それに先生方から指摘をいただき、今回の授業ではたくさんの額田での話や感じたことを共有したので、いずれにせよそれは今後大きく生かせられるかと思います。
それをふまえて今の個人的な、話を進める方法に対する見解を言うと、授業前までに話し合って出た、猪垣を灯す案や小学校・空き家を利用する案などもある程度ベースとしてストックしておきながら、それらをいったんは足元に置き、思考をリセットしてからまた別の視点で考えはじめる、というような方法をとってはどうかと考えています。

あと正直なところ、若干思考が堅いというか、ある意味真剣過ぎるような傾向になってきてはいないかなぁと感じていたりもするので、残された時間は決して多くはありませんが、もう少し日常会話に近い「ワールドカフェ」的雰囲気の話し合いをするのも必要かなと思います。
まぁ堅くなっている原因はだいたいそう言う僕にあるのかもしれませんが..笑
でも楽しくやりたいという気持ちは強くて、それはプロジェクトにおいても同じで、ストーリー性をもたせながら、いかに額田にとって自分たちにとって幸せなものにできるかは大切なことではないだろうかと思います。
そうはいっても現実のストーリーには終わりがないために、それをどこに求めるかは難しいところだし、もしかすると求められることではないのかもしれないですが...


結局本当に思うままなのか、書くのに時間がかかって(というか一度落ちました・・・)火曜朝になっておりますが 笑、とりあえず自分の内心はこんなところです。




投稿者:もうすぐ風邪が治る山口



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