2013年5月13日月曜日

もう月曜日ですが

更新が遅れてすみません。
5月11日分、書かせて頂きます。土曜日担当藤村です。
先週は集まりにほとんど参加できずすみませんでした。おかげさまで作品が一段落つきました。
だらだら書いてたら長くなってしまいました。

金曜日、遠矢が帰った後の話は、
・間伐材の問題
・寿太郎さんがやばい
・あとは猪垣が良い
大体こんな感じのキーワードから話をしました。
僕は間伐材、つまり森林の問題について、そこまで話す事じゃないと思っていました。
自分の中の問題の重要さや、課題のアプローチとして、どうしても猪垣の方がそれに適していると考えているからです。

森林の問題はもちろん深刻ですし、ああして森の中に介入して実態を知らないと、きっと誰も意識しないまま、知らないまま死んでいくのだと思います。
しかもそれが日本中、世界中で起こっている。
僕はどうしても、そこに引っかかりを覚えます。この課題で、このゼミのこの期間で回答しようとするには、あまりにも大きすぎる問題だと思う。
小原さんはすごく大きな力を持っていて、そういう方達がプロジェクトを立ち上げることで、僕みたいな奴はある種安心してしまうのかもしれません。僕にできなくても、きっと何とかしてくれるという感覚でしょうか?
こう考えると、逆に小さくてもできることをしないと!と思うのですが、なんというか、正直森の中を歩いても本当に危ない状況なんだという実感が湧かないというか、頭の中で思っても心からの衝動のようなものがない。単純に考え方が小さいだけなのかもしれないですが、もっと他の見方ができるのではないかと思ってます。

逆に僕がどうして猪垣が印象に残っているのかというと、理由は2つあって
一つめは万足平の猪垣が固有性を持っているということ。
あの見た目もそうですが、素材となる石(黒雲母片麻岩というらしい)も、猪垣が何のためにあって、どう機能してきたのかというのも、あの地域だからこそのものだと思います。
なぜ今回敷地が愛知県のあの山の中なのかを考えたときに、サイトスペシフィックなアプローチを取ることは、後々作品が形を持った時にひとつ強さを持つと思うのです。
僕は、あそこででしかできないようなことをしたいと思ってます。

二つめはあの猪垣が記憶装置として力を持っていること
一日めの夜、飲み会の席で万足平を考える会の河合さんとお話をして、年に7回、その考える会の方達で猪垣の検査をしてるというのを、先週の水曜話したと思います。年に7回というと、およそ50日に一度。しかも回ってみると、結構崩れているものなんだそうです。
猪が激突したりするらしいですが、その度に積み重ね修復する行為が、地域と自然との関わり方の歴史を作っているように感じます。記憶を重ねていくような感覚。自分たちはこうして自然と関わってきている。時に猪を食い、山菜をとり、自然との駆け引きで生きてきたみたいなことを語っているような気がします。
地域特有の関わり方としての行為と、あれだけの石を積み上げ、それを守ってきたということに、言葉で言い表せない強さを感じました。

長くなってしまいましたが、僕は猪垣を推すつもりは今はあまりないです。
思考の仕方として、今こういう風に思うから猪垣が気になってます。というだけです。
これで納得できない人がいたら、何度も説明します。お互いの考えに納得した上で、本当にいいと思える案を出したいと考えています。まだ具体的な話はしなくてもいい気がします。


それから、敷地の模型をつくるのに必要な図面の話です。去年の源ゼミでは、国土地理院から図面を引っ張ってきたらしいです。やり方を教えてもらったので、ちゃんとできるか分かりませんけど、ゼミのPCの方でダウンロードしたいと思います。もしかして誰かもうやってたらそのままよろしくお願いします。

あと、学校にいるときはなるべくゼミ室にいくので、他の人も時間があればいてください。
話込まなくても、軽い感じで話すのでも、ヒントにつながったりすると思うので。

他にも書こうとしていたことがあった気がするのですが、思い出したらまた書きます。
長くなってすみません。とりあえず、皆の考えを聞きたいです。
具体的な話はその後で

藤村






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